トランスジェンダー

こんばんは、咲です!

今日は、プロフィールに書くには長すぎて書けない、私のことについて書こうと思います。

私は、男性の身体に生まれたけど心は女性というトランスジェンダーと呼ばれる種類の人です。

物心付いた時から、ぬいぐるみやサンリオキャラクター等の可愛いものが好きで、
遊びも外で活発に動き回るよりもおままごと等の室内でできることが好きで、
男の子より女の子といっしょに遊んだりお話ししたりする方が好きでした。

とは言っても、私自身はあんまり性別とかの意味があんまりわからなくて、男として育てられ、
お手洗い等も男性用を使ったりすることを習慣化させられて、
それが当たり前だと覚えてきたので、
それに対する違和感というのはありませんでした。

上手く言えませんが、言葉では男性だと言っていても、感覚的には女性だったんです。

女の子から告白されたりするのもすごく嫌でした。
私は友達として接しているのに、なんでそんなこと言うの?ってすごく傷ついて、あまりのショックで外へ飛び出して行ってしまったこともあります。

この感覚を誰にどう表現していいのかわからないまま大人になっていきました。

そんな私が音楽に出会うのは必然だったのかもしれません。

14歳の時に何故か急にギターに触ってみたくなって、うちにあったアコースティックギターで適当に弾いてみたのが始まりでした。
今まで出会ったものの中で圧倒的に1番興味を持ち、最初はコードは愚か、曲という存在すら分からなかったのに1年のうちに作曲の仕方まで覚えてしまいました。

初めて私の隠した思いをぶつけられるものを手に入れたのです。

18歳になり、自分の音楽で勝負したくて上京しました。

誰も知っている人のいない未開の地。
ここなら新しい私を始められるかもしれないと思い、自己表現の一環としてゴシックやゴスロリ等の中性的なファッションに身を包むようになりました。

ひょんなことから、田舎の祖母にこの事が伝わり、女装して外に出て気持ち悪い、悪いものに取り憑かれている等散々な言葉を浴びせられ、自分の価値がもうよく分からなくなりました。
それから2年間に渡り攻撃され続けました。
祖母からすれば初孫で唯一の男の子が突拍子もないことをやっているのですから、それはもう大混乱したと思います。(今はもう私のことを認めてくれています。)

その攻撃のお陰で私はやっと、
自分の本当の性別は女なのに、周りにそれを抑え付けられていたせいで気づかなかったんだと分かりました。

本当の性に気付けた時、「やっと自分は生まれることができた」と思いました。

でも、ネット等で胸を張って私はトランスジェンダーです!って言ってる人のことがあまり理解できず、
女として生きてるんだから、わざわざ男であることを明かすなんてオカシイと思い続けてきました。

それが最近考え方が変わってきて、
トランスジェンダーであることが自分の武器の一つになり得るのではないかと思い始めているのです。

だから今回、プロフィールにはっきりトランスジェンダーであることを書いて、こういう風にブログで実体験を書いてみることに決めました。

上手くまとめられませんが、

とにかく、自分の中でコンプレックスだったトランスジェンダーであるという事実ともう少しでお友達になれそうです。

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